安く動画を作る方法2「質と長さと値段」
今回は動画の質と長さと値段の関係性について説明します。
まずは動画の長さについて。
よく一般の方は動画が長さに比例して値段が高くなると思っているようですが、
これは大きな勘違いです。
例えば、企業の社長さんが1時間お話しする動画を作るとしましょう。
この動画の撮影に必要な撮影時間は1時間です。
しかもノーカットの場合、編集時間もゼロとなります。
一方、15秒のCMを作るとしましょう。
一般的なCMのワンカットはおよそ2秒。
つまり最低8シーンは撮影しないといけません。
さらに各シーンの撮影場所は全国各地。
照明にも気を使って人気女優を起用。
CGで隕石が落ちてくる映像も使います。
この場合、撮影時間もかかるし編集時間もかかります。
さらに出演料や交通費など。
1時間のインタビュー動画の240分の1の時間の動画が、
240倍以上の値段となってしまうこともあるのです。
これは少し大袈裟な話ですが、つまりはそういうことです。
動画の値段は決して長さに比例しないことをご理解ください。
YouTuberの動画に1人で自分の部屋で話をするものが多い理由は、
ズバリお金がかからないからです。
さらにドラマや映画でやたら長いバーなどで出演者2人が話すシーンなどがあったら
「この映画はお金がかかってないな」と思ってください。
逆にシーンが次々に変わり、大勢の人が登場する映画は
「お金がかかってる」と思ってまず間違いはないでしょう。
動画制作をラーメン屋さんに例えると、大盛りは無料サービスできますが、
トッピングには料金をいただきます。ということでしょうか。
次に質と値段の関係性です。
「動画の質」というと、いろんな視点での質がありますが、まずは「画質」や「質感」です。
画質の差は、撮影に使用するカメラで大きく差が出ます。
単純に値段が高いカメラは良い画質で撮影することができます。
さらに何百万円もする高性能カメラを使用するには、
そのカメラを使いこなす時給が高い職人カメラマンが必要になってきます。
今は家庭用のビデオカメラでも4Kが撮影できるカメラがありますが、
4Kといえどやはりそれは家庭用カメラ。
それなりの「画質」「質感」になってしまいます。
そして照明。
照明の有無でも「画質」は大きく変わります。
室内はもちろん、昼間の屋外の撮影でも反射板などを使い、
光をどう当てるかで全く異なる「画質」になります。
どんな照明をいくつ使うかも値段に大きく影響していきます。
後は編集の手間賃。
文字がたくさん入り、しかもカッコよく動く!効果音も細かく入り、
スロー映像に加工した映像数も多い。
こうした動画を質が良いと言うか言わないかは個人の好みもありますが、
手間をかけるだけ編集に時間がかかり、それだけ値段も上がっていきます。
そして最後に「センス」。
これはもう、どうにもなりません。
実際にテレビ業界や動画業界にも、なんかカッコいい動画を作るスタッフがいる一方、
なんかダサいなという動画を作るスタッフがいるのが事実です。
そして、この「センスの差」で値段は全く変わりません。
なぜなら、この「センス」と呼ばれる「質」は好みの違いの場合が大いにあるからです。
テレビのように事細かに説明する動画を好む人もいれば、
ミュージックビデオのようなオシャレでカッコいい「でも何も中身がないぞ」という動画もあります。
原色で目立つテロップをドーンと出す動画が好きな人もいれば、
さりげなくおしゃれなフォントでサラッと出すのを好む人もいます。
たまに外観や雰囲気と値段は名店並みのラーメン屋が「ん?」と感じる時がありますよね。
また、友人に美味しいラーメン屋があると一緒に行って食べたら「んん?」時もあります。
脂多めが好きな人、あっさり細麺が好きな人、誰もが濃厚バリカタが好きだとは限らないのです。
いくら好みではない味のラーメンだとしても値段は変わりませんよね。
それと同じです。
この個人の好みの差を埋めるのは
制作前にお客様がどんな動画を望んでいるのかをしっかり把握しておくことがとても大事です。
サンプル動画などを提供していただき、完成イメージを共有することが、
「センスの差」を埋める、手っ取り早い方法です。
以上が動画制作における質と長さと値段の関係性です。ぜひ参考にしてみて下さい
詳しくは料金ページでご確認ください
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#6 引退後は〇〇〇〇に行きたい!&帰国後タイガースに入団した真相 – YouTube