安く動画を作る方法3「プロとアマの違い」
プロとアマチュアの違い
今回は動画制作に対するプロとアマチュアの違いについて説明します。
技術の進化で本当に誰でも簡単に綺麗な動画が撮れるようになりました。しかも皆が持ってるスマホのカメラの質が凄い!さらにプロ野球を観に行けばスタンドには超高性能カメラにバズーカ砲のようなレンズを付けた女性ファンがたくさん!小学校の運動会に行けば、お父さんたちが凄いカメラを三脚を使って撮影しています。そのうち我が子にセンサーをつけてドローンの追従機能を使って撮影するお父さんが出てきてもおかしくないでしょう。
もうインスタントラーメンが美味しすぎて、お店のラーメンが勝てないといった状況です。
しかし、いくら技術が進化しても埋められない壁があるのがプロとアマチュアの違いです。まずは撮影。アマチュアの方が陥りやすい失敗はまずスマホでタテ画面で撮ってしまうこと。これが思ったよりも遥かに多い。テレビやYouTubeの画面が横向きと頭ではわかっていても、いつもの癖でつい縦画面で撮ってしまう方が多いです。
次にアングル。対象物をどの角度から画面に対してどの位のサイズで撮れば一番良いかがわからない。例えば真横から撮らないと扉が開く機能の凄さが伝わらない商品を、床に置き、立ったまま斜め上から撮ってしまう。少ししゃがんで我が子を撮るように愛情を込めて撮影すれば最適なのに…。
さらに視聴者に伝えるのに必要な映像がわかっていない。例えば新鮮なムール貝を使ったパスタを映像で伝える時、まずはお皿全体が映った映像が必要です。これは皆、撮影します。ですが、新鮮なムール貝をアップにした映像は撮らない。また、できたて感を伝える「ゆげ」。または弾力のあるプリプリした麺を伝えるための「フォークで麺を持ち上げた映像」などなど、一皿のパスタを魅力的に伝えるには、いくつものパターンの映像が必要なのです。
あとは何を撮るにしても三脚を使わず少し揺れている。手ブレ機能が進化したとはいえ、三脚を使った安定感とは比べ物になりません。それとズーム。よくスマホの画面を指でピンチしてズームして撮影する人がいますが、映像がカクカクしてカッコよくありません。スマホで撮影してアップに寄りたい時はズームするのではなく、スマホ自体を対象物に近づけることをおすすめします。
あと、インタビュー動画を撮る時のディレクション。リクルート動画などで先輩社員から一言!なんていう時に、やっぱり一般の方ですから緊張して考えてきたセリフを棒読みしてしまったり、挙げ句の果てに忘れてしまったり…。そんな時プロのディレクターなら、まずは世間話をしてリラックスしてもらい、そっとカメラを回し始めて、それとなく職場の話を質問する。すると凄く自然な雰囲気のインタビュー動画が撮影できます。アマチュアの方が陥りやすいのは、例えば「楽しい職場です」という答えを引き出したいのに「職場は楽しいですか?」と聞いてしまう。それでは「はい」という言葉しか撮影できません。
続いて編集。編集ソフトも進化して安くて簡単なものがいくつも誕生しました。さらにスマホやタブレットでは無料でかなり使えるものまであります。しかも文字まで入れられるし、その文字を簡単に動かすこともできる。そんな状況でプロとアマチュアの差が大きく出るのは構成です。これもインタビュー動画。出演者は一般の方なのでお話が上手ではありません。言いたいことは伝わるのですが、スッと頭に入ってこなかったり、センテンスが不自然だったり。そんな時プロはいらない間や言葉を消し、さらに並び替えてしまいます。
ここで問題なのが映像です。言葉は繋がっても画面がつぎはぎのようになり、編集したのがバレバレになってしまいます。そんな時プロは、音声だけ使い、映像はその方が働いている姿など、別の映像だけを使います。するとどうでしょう?あたかもその方が、とても上手にインタビューに答えているようになるのです。
これはラーメン屋さんがインスタントラーメンに隠し味を加えて、お店のラーメンの味に変えてしまうようなことでしょうか?
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